2019年12月14日
京の冬の旅ポスターの着物は
撮影場所が決まってから選びました。
霊鑑寺さんの金地の襖絵の狩衣を着たお公家さんに合わせて
私の着物にも縹色(はなだいろ)と金箔が入ったもので
襖絵と一体感がでるような着物に。
私の設定としては・・・
着物の上前に描かれた
『御所車に乗って鷹狩に来た殿方を待つ、
私は”女房” 』というストーリーをつくってみました。(^^)
鷹を見上げる殿と私も同じ目線で心を一つにしてみたり。w
場面に合わせたコーディネイトは着物の醍醐味ですね。
帯は色数は押さえつつ存在感を持つ西陣の手織りの帯。
上品な色調で着物と帯に溶け込んだ手組の帯締めは
すべて京都の手仕事にこだわりました。
*手描き京友禅「斜道長小袖文様」
極めて細い糸目と、その内のボカシの技術は職人技のなせる業。
はんなりとした色彩に加えて
金刺繍や摺り箔で存在感も表現した京友禅。
*西陣の手織り袋帯「正倉院唐華段文」
たて糸に絹糸をリボン状に編んだ糸を輪奈ビロードに、
柄は中東から唐そして日本に伝わった、
唐華唐草文を段替わりをアレンジして織ったもの。
*帯締め「高麗貝ノ口繧繝」(こうらいかいのくちうんげん)
ご協力は京友禅の千總様 木村染匠様
西陣織 渡文様、和小物さくら様