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2024年12月02日

泉鏡花の歌行燈・高野聖より

著書の『和のふるまい 言葉事典』
~所作まで身にしみる 趣ある言い方〜は
明治・大正・昭和初期に活躍した文豪たちの作品を中心に
すこし古風な身体や心の動き、ふるまい言葉を収集しました。

どこに書かれているか分からない「言葉」。
ひたすら読みつづけ言葉を探す作業に約1年。

こちらの泉鏡花の作品にもたくさんの言葉が見つかりました。
文章自体が美しく、言葉なのか文章なのか。
表現に独特の世界観がありました。

こんな言葉があるのかな?と
国語辞典にも広辞苑にもなく造語もありましたが
言葉に注目した読み方もまた新しい発見でした。

「揉み手をする」など

*本の下の生地は能登上布の帯。
麻で織っているのでヒンヤリした肌触りが夏に最適