2024年11月30日
秋の装い
街の景色が色付き始めると
春生まれの私ですが 深まる秋に心躍ります。
単衣の着物から 袷を身にまとったとき
身体にすこし重みを感じつつ、
秋の装いに変わっていくのが 嬉しいものです。
うっかり季節の柄を 着逃がさないように
四季の移ろいを感じながら
旬を大切にする着方は日本独特。
着物や帯に季節の模様が 描かれていなくても
帯揚げや帯締めといった小物で
季節感を取り入れるのも一つ。
インスタもファッション誌も 無かったその昔は、
自然界の色彩を着るものに 取り入れられることが
教養がありお洒落な人でした。
現代においても
景色に溶け込むように 楽しめると素敵ですね。
「柾木良子の京都で着物らいふ」より
秋草鴇色の付下げ 帯は花唐草文様の袋帯
*着物一式:私物 *着付け・コーディネート・ヘアメイク:全て本人