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2019年07月05日

豊かな色彩

日本の伝統色は
1000色ほどあると言われています。
平安時代のころから
草花や自然界、動植物、景色や流行りいの役者に
ちなんだ色まで生まれました。
微妙に異なる色彩があり
色の名前もさまざまあります。
なかでも「甕覗(かめのぞき)」
淡い未水色、とても薄い水色ですが
命名の1つに
藍甕にさっと布を浸けただけ、
少し覗いて染めたので薄い青という説。
2つめ
甕(かめ)に張った水に空の色が映って
薄い空色に見えた、という説
この2つめが想像力をかき立て
遊び心ある名前で大好きなんです!
IMG_6869.jpg
授業でこれを説明するんですけど
「甕」って分かる?
「鉢(はち)」っていうか「桶(おけ)」っていうか・・・
留学生と若い世代に甕とか桶とか、
まずこの説明が大変!
ジェスチャーゲームみたいになってますよ。笑
学生たちもニヤニヤして「先生ご苦労さま」
って感じで分かってくれるようですが
とにかく、日本人の優れた色彩感覚と
想像力の豊さを知ってもらいま~す